命の欠片

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「瑞希…愛してるよ…」 その言葉を何度この耳に囁いただろう…。 それでもまだまだ足りないくらい瑞希が愛おしくて… 繋がった部分から熱く伝わって来るのは… 瑞希の全て… 瑞希の生きた証… 俺の下で何度も瑞希がくれる言葉…。 …桔平、愛シテル… ずっと欲しかったその言葉が… きっと瑞希の最後の命の欠片。 まだ5歳だった俺が言った言葉をずっと大切にして来てくれた瑞希の… 最後の命の欠片。    
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