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瑞希の通夜には…
瑛梨香を始め、店の仲間たちと門倉さんだけが参列してくれた。
一応、門倉さんに頼んで調べてみたけど…
瑞希の親はどちらも行方不明で瑞希の家族は誰も来なかった。
「倉橋さん、こんな時に申し訳ないんですが…
瑞希さんの葬儀が終わったら涼の墓が出来ましたので…
納骨に参列お願いします」
深々と頭を下げながら言う門倉さんに俺は頷いた。
考えてみたら…
瑞希が亡くなった日は…
涼さんの49日だった。
やっぱり…
涼と瑞希は、つがいの天使だったんだ…。
俺が涼から瑞希を奪ったから…
涼は瑞希よりも先に旅立つ事になってしまったのかも知れない。
「…門倉さん、
涼さんのお墓って…どこですか？」
俺の質問に門倉さんはニコリと笑って言った。
「瑞希さんのお墓の隣ですよ。
海の見える…お墓です」
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