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拾われて5日目。
俺はようやく瑞希の部屋から外に出してもらえた。
食材の買い物に付き合わされる俺。
スーパーとか初めて女と来たかも。
「メシアは好きなものって何？」
「あー…ハンバーグ…」
「ぷっ…何ソレ…」
俺をまるで子供を見るような目で見つめる瑞希に俺はムッとした。
「ガキ扱いしたろ今」
「ふふっ…ガキでしょ」
「うっせーな…つか、俺一応名前あるんだけど」
「言わなくていいの、君はメシアだから」
決して俺の本名を聞こうとしない。
片っ端から食材をカートに放り込んだ瑞希はニコっと笑ってレジへ向かった。
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