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「もうそれくらいにしとけ。
…死んじまうぞ」
俺の腕を誰かが後ろから掴んだ。
「離せよ!」
振り返った俺の目に映ったのは…
涼って男だった…。
「なんだお前…瑞希んとこにいた野良猫か」
ふっと笑って涼が俺の腕を離した。
掴まれただけで俺の腕がジンジンしてる。
…この男…
マジ強ぇぇな…。
「お前…朝メシ食ったか?」
「…いえ…」
「なら着いて来い」
俺は虫の息になってる的場亮輔をそのままに、涼の背中を追いかけた。
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