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朝方帰宅した瑞希はやっぱり俺の上で揺れ始める。
「瑞希サン…おかえり」
「ただいま…メシア」
「なぁ…そんなにやって…カラダ…しんどくねぇの?」
「ふふっ…」
瑞希は俺の上で揺れながらまたあの悲しそうな目をする…。
まるで何かを必死に消そうとしているみたいに…ひたすら俺を犯し続ける…。
「…俺に…何…求めてる?」
「…何もっ…んっ…求めてない…わ…」
俺は起き上がって瑞希のカラダを抱きしめた。
「…教えてくれよ瑞希サン…
アンタの目的は何なんだよ」
「君は…私の飼い猫でしょ?」
「…ただこうやってカラダ求めてるだけなのかよ?」
「ふふっ…そうかもね…」
「なら俺じゃなくてもいいだろ?
涼さんだけじゃ足りねぇの?」
俺の吐き出した言葉で瑞希の動き続けていた腰が止まる。
「…涼には…感情なんてないわ。
だけど言ったでしょ?
…メシアには私の命の欠片をあげるって」
「命の欠片って何なんだよ?」
俺の質問に瑞希はクスっと笑った…。
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