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久々に自分の部屋のベットで寝ころんで俺はモヤモヤした気分を感じていた…。
今頃…瑞希は涼に抱かれている…。
そう考えると俺の胸がやたら痛くて苦しくて…。
例えばこれが美優だったとしたら…
美優が他の男に抱かれる姿を想像してみても、俺はここまで苦しく感じる事はないだろう。
俺が拾い集めた瑞希の命の欠片は瑞希の愛情…。
俺はその見返りに瑞希に普通の幸せ以外、何を与えてあげれるんだろう。
「俺と涼さんどっちが好き?」
そう聞いた時、瑞希は笑って俺だと答えた。
ならばあの二人の間にあるものは…?
またイライラして来るだけの自分に飽きれる。
今は…
瑞希の言葉を信じよう。
俺は…間違いなく瑞希が…好きなんだ。
あの人の残りの1年…
俺は悔いの残らないように精一杯、瑞希を愛して行こう…。
たぶん…俺が出来る事はそれしかないだろうから…。
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