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長かった週末が開けて
俺は着替えを詰めたバックを持って学校に行った。
学校が終わったら、少しでも早く瑞希に会いたかったから。
着替えが入ったバックを見て
美優も俺が他の女の所に転がり込んでる事は百も承知なんだろう。
「桔平…もしかして好きな人出来た?」
そう聞いて来たけど、俺は返事をしなかった。
これ以上美優を傷つけたくなかったから…。
夜に備えて昼寝してる俺を強引に起こした優斗が言って来た。
「桔平、的場亮輔がまた変な動きしてるらしいから気をつけろよ」
「は?まだアイツ懲りねぇのかな?」
「なんか桔平の大切なモノを壊すとかって言ってたらしいぜ」
「大切なモノ…?」
「お前が転がり込んでる女…だったりして…」
「え?…まさか…」
俺は急に嫌な予感を感じて、バックを持って学校を出た。
瑞希に…何かあったら…
俺は必死に走り出した。
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