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「お前ら…覚悟は出来てるんだろうな?」
その声の主は…冴木涼だった。
何で…涼さんが俺をメシアって呼ぶんだよ…
そんな疑問を感じ、涼が次々と俺を蹴ってた奴らを殴り倒していく姿を見ながら意識が遠のいて行った…。
気づくと涼が俺を覗き込んで
「お、生き返った」
と笑っている。
俺はズルズルと起き上がって頭をブルブル震わせた。
「涼さん…何でここに…?」
「瑞希がな…桔平を助けて!って電話よこしたんだよ」
「え?」
「電話の内容が丸聞こえだったみてぇだぞ」
「…ハハハ…どうもすいませんでした」
そう言って涼に頭を下げて俺は美優を見た。
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