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翌朝学校に行くと、優斗が慌てて飛んできて
「桔平！何で俺に連絡よこさなかったんだよ！」
って怒ってた…。
「悪ぃ…俺もテンパっちゃって…ぶっちゃけその余裕がなかった」
って謝ったら優斗も笑ってた。
「でも冴木涼が現れたらしいじゃねぇか。
どういう事なのか全部説明してもらおうか」
と言われ、仕方ないので今までの事を全部話した。
「そういう事か…
でもその瑞希サンの事、美優には言ったのか？」
「…いや…まだ」
「ちゃんと話してやれよ。
アイツはずっと桔平だけを見て来たんだからな」
「…解ってるよ」
昨日はそんな話、とても出来なかったけど…
やっぱ美優にはきちんと話そう。
俺は学校が終わってから休んでた美優の家に行った。
「美優？俺だけど…いるんだろ？」
部屋のドアをノックしたら、美優がニコニコしながらドアを開けてくれた。
「桔平！来てくれると思ってた」
「大丈夫か？」
「うん！ちょっと今日はサボっちゃったけど…明日は行くよ。
あがってって」
俺は美優の部屋に入っていつもの定位置に座った。
「ねぇ、桔平…昨日の冴木涼って人…カタギじゃないよね？」
「…あー…うん」
「桔平も卒業したらそうなるの？」
「いや、俺はまだそういう事考えてねぇし…」
「そう…だったらいいけど…でも冴木さんが言ってた、瑞希って誰…？」
俺が言う前に美優の口から瑞希の事聞かれて少し躊躇した…。
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