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「はぁぁっ…あんっ…やっぱりっ…桔平っ……すごいっ…」
なまめかしく揺れる美しいラインの瑛梨香のカラダを俺は無我夢中で突き上げた…。
瑛梨香と俺の立てる渇いた摩擦音が鳴るたびに俺の中の瑞希を壊して行くような感覚を感じながら…
「桔平っ…あ…っ…アナタを…愛してるのは…私よっ・・・」
瑛梨香の吐息まじりに吐き出す言葉にも俺はどんどん心を失って行く気がした。
瑞希は絶対に言ってくれない
『愛してる』の言葉…
俺は…ただ瑞希が最後に飼ったペットで…
所詮拾われた野良猫は、また捨てられる。
「桔平っ…い…いっ…い…く…」
俺にしがみついて登りつめる瑛梨香の綺麗な顔を眺めながら、俺の中で形を作り始めていた瑞希の命の欠片が崩れて行くような思いを感じていた…。
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