189人が本棚に入れています
本棚に追加
/194ページ
「今から?」
買ったお弁当を自慢気に見せびらかしながら、上原さんがニコニコしながら声を掛けてくれる姿も、また可愛い。
それに加えてその後ろから、3人の美人OL達のおまけ付き。
おまけにしては豪華すぎるか……、失敬な事を考えてしまった。
でも、そのまた後ろに、今度はハズレキャラが2名紛れ込んでいた。
俺の天敵、若野課長、それに加えてうちの会社一の伊達男、広末守だ。
悔しいが、上原さんと並んで歩く様は、お似合いのカップルにしか見えない。
また、がっつり若野のガードもある様だし、俺はこのグループにはまず入れそうに無い。
「うん、でも、上原さん達早くね?」
「もう速攻で買いに来たから」
「流石です」
「アハハ」
上原さんが笑うと、伊達男も何故か笑う。
そして、俺を勝ち誇ったかの様に上から目線で見下す。まるで「心が通ってます」アピールなのか?「お前に付け入る隙は無い」アピールなのか?
俺は、ちょっと腹立たしくなってきた。
最初のコメントを投稿しよう!