父と母

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父と母

父と母 久しぶりに実家に帰ると亡くなった母のことを思い出す。 母は認知症だった。 今は亡き母の書斎に入ったとき、自分がプレゼントしたカレンダーがないことに気づく。 机の中を開けると、バラバラに刻まれたいくつかのカレンダーが。 数字が順序良く並べてあり、刻まれていたことにショックを受ける。 刻まれていた数字を並べていくと、1階から父の呼ぶ声が。カレンダーの数字には「父に会うな 水銀盛られた 逃げて」 というメッセージが込められていた。
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