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「おバカ、どれだけ余裕なの!!だから追試合格出来なかったのよ!!だから、あんたは、学習出来ない、バカなのよ!色んな意味で無知を恥じろ!!」
本人の名誉も何も無いのだけど
りいこは過去2回追試に合格できず、補習を受けている。
それにしても、学生のうちに出来る事を軽んじてる。それ抜きにしても危機感とか無さすぎ!
「な、なによぅ!ゆいりぃってば、いくらなんでもそんなに言わなくたって良いじゃん!!」
りいこは顔を真っ赤にさせていた。
しまった、言い過ぎた…。
「あ、りいこそんなつもりじゃ…」
「そりゃゆいりぃからしてみたら馬鹿馬鹿しいって思うけどさ、あたしだって一生懸命勉強してるんだよ。でもね、どうしても成績もテストの点数も順位も上がらない、上がらないんだ!!」
いつもと違う激昂するりいこ
瞳は涙で潤んでいた。
いくら馴れ親しんだ仲とはいえ、私はりいこに酷いことを言ってしまっ……………、あれ?
「あんた全然勉強してないじゃん!!」
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