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「屋上に、とうちゃーく!」 「あと何分だ?」 「えっと、1分43秒!」 「よし急げっ」 魔界学園、通称魔学の屋上に着陸するとA-10は走って屋上を飛び出していった。 NAGATOはというとその場に寝転び空を見上げて一休み。 彼は所謂"非常勤講師"で仕事以外普段は何もしていないのだ。 故にNAGATO曰わく朝っぱらから堂々と屋上でゴロゴロしててもとやかく言われない、らしい。 「…さて、今日はどうするか…」 NAGATOはポケットから特殊なグローブを出し手にはめるとパンッと両手を叩き広げ目の前に半透明のモニターを出した。 「…情報は一分一秒変わっていく…ぼやけたものほど鮮明に…」 暫くモニターを見つめたあと再び手を叩いて消し、ゆっくりと起き上がった。 「さて、今日は学園相関図でも更新しようかね」 NAGATOは不適に笑うと屋上を出て行った。
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