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さて、NAGATOは今日はどの学年でも授業がない日なので校内にいる間はうろちょろせざるをえない。 否、大人しくのんびりとする場所など探せばいくらでもあるのだが探す気がないしネタに出会い難いからあえてうろちょろしている。 NAGATOはモニターを開けばそこら辺でサボってる生徒が今何をしてるか、授業で速弁してる奴、特別教室で教師の話ガン無視でノートに落書きをしてる生徒など一見小さな事を記入していく。 別にこれといって重要でもない事でもNAGATOにとってはそれなりに楽しいらしい。 「…あ、アイツ今日もチャック全開…連続三日目…っと…」 …しょうもない事だろうと何だろうと他人の言動状況を記録する教師、NAGATO…傍迷惑な男である。 キーンコーン… 一時限目が終了した。 「さて次は高等部だな」 NAGATOは生徒が廊下に出てくる前にと足早にその場を去っていった。
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