プロローグ

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当時、私はつくづく恵まれない、ちっぽけな存在なのだと思った。 これといって人に自慢できる物もなければ、才能もない。 ある人は頭が良く、ある人はスポーツが出来る。 またある人は巧みな話術を備えていたりする。 しかし、私には何もない。 周りの人間より秀でているものなどないのだ、と確信していた。
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