1. 憧れの先輩と…

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学園の正門から校舎までは、とても長い道がある。 左右にはたくさんの木が植えられているので、長い道はいつも落ち葉でいっぱいとなっている。 その落ち葉を慣れた手つきで、サッサッと素早く掃除している精霊がいる…。 胸元の襟が黄色の全身ピンクのワンピースを着て、頭にもツノが2つあるピンクの帽子を被っている。 履いているブーツもピンクなので、帽子にはアクセントとしてツノの先端に星の飾りを付けられている。 今は道の落ち葉を掃除する為か、ワンピースの上からさらにエプロンのような清掃服を着て、彼女はせっせと掃除をしている。 そんな彼女を長い道を走りながら、一生懸命呼ぶ声が聞こえた。 「ハルちゃーん!おはようございますー。」
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