1. 憧れの先輩と…

4/19
前へ
/582ページ
次へ
掃除していた手をピタッと止めて、 声のする方へ振り返ったハルは、 満面のスマイルで 友人であるココロにあいさつを返した。 「おはよう、ココロちゃん!」 「ハルちゃん、 毎朝 お掃除のアルバイト お疲れさまですー」 ハルとは色違いの オレンジ色のコーディネートで、 アクセントにハートを付け加えているファッションのココロは、 少し息を切らしながら、にこっと笑った。 「ありがとー、ココロちゃん。 でも、自分で選んだバイトだから 全然大丈夫だよ!」 「でも、ランクアップの為にポイント稼ごうと ハルちゃんは頑張ってるのに、 私はお気楽登校なんて、 何だか申し訳ないですー」
/582ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加