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掃除していた手をピタッと止めて、
声のする方へ振り返ったハルは、
満面のスマイルで
友人であるココロにあいさつを返した。
「おはよう、ココロちゃん!」
「ハルちゃん、
毎朝 お掃除のアルバイト
お疲れさまですー」
ハルとは色違いの
オレンジ色のコーディネートで、
アクセントにハートを付け加えているファッションのココロは、
少し息を切らしながら、にこっと笑った。
「ありがとー、ココロちゃん。
でも、自分で選んだバイトだから
全然大丈夫だよ!」
「でも、ランクアップの為にポイント稼ごうと
ハルちゃんは頑張ってるのに、
私はお気楽登校なんて、
何だか申し訳ないですー」
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