ついた場所

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過去のことを思い出していたら 隣に座っている男が声をかけてきた。 「もう着くぞ。」 そう言われ顔を上げてみる。 莉子の視界の先には 船が何隻も止まっていた。 ───あぁ。あれにのって売り飛ばされるのか…。 そう思ったら急に涙が出そうになった。
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