別れの時

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「悲しまないで。私は大丈夫。だから、由希人くんは笑って。私、由希人くんの笑ってるの好きだから」 そう言って麗は優しく微笑んで「じゃあね」と言って屋敷の中に消えていった… ・ ・ ・ しかし、俺達の想いも虚しく、病魔は麗の身体を蝕んでゆく… くそっ!!どうしたらいいんだ!! 俺にはどうすることもできないのか!! 俺がいくら悩んでも、時間は刻一刻と過ぎてゆく 俺が1人悩んでいると、燐が走ってきた 「…」 燐は黙っていた。嫌な予感がする… 「明日、クラスの奴らを全員連れて来い。担任もだ。麗が望んでる。」 「っ!それはつまりどういうことだ?」
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