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「これ、霊写機っていうのか、なんか気味悪いんだけど」
左手を何度見ても、違和感がある。
「その霊写機は、霊界三種の神器の一つ、私達はずっと探していたのよ」
「三種の神器だってぇー、話しが難しいなぁ、とにかく俺が源氏軍について平家と戦えってことだろ」
めんどくさい気がしてならない。
「その通りよ、平家は人間界に行き魂海を集めている、それで霊力を高めているんだ、その結果人間は霊武者にひょういされると、悪の力が増大され凶悪な犯罪をしでかすんだ」
武者男も言い終わると茶を飲み干した。
「その霊武者をやっつける役目が俺か、やぁなこったぁー、面倒だしやらねぇよ」
ハッキリと断りを入れた。
「経吾殿、あんたのあの太刀筋は見えなかった、剣の心得はあったのか」
「ああ、ガキの頃から道場へな、古武道の剣術を親に習わされた、俺はやりたくもなかったけどな」
苦笑い。
家でゲームをやってた方が楽しので死んでも、やらねぇと決める。
「どうりで、さばきが素人ではないわけだ」
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