1話 霊界源平合戦

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寝殿の風景、二人の姿が薄れていく。 同時に政子の冷たい感触も、薄れていった。 ーーー人間界 目を開けると、そこは自分の部屋のベッド。 元の世界に戻ってきた。 時計を見ると、もう寝る時間。 無事に戻ってこれいた。 あれ程嫌がっていた霊界。 絶対に係わりたくなかったが。 しかしあの二人のことが、忘れられないのはなぜだろうか。 左手は霊写機は消えている。 右手には政子にもらった霊刀が。 確かに、握られている。 夢なんかじゃないこれは現実なんだと実感する。 戦いの緊張感の疲れからか、眠たくなり、スッと目を閉じていった。 ーーー霊界 その頃、霊界では政子と木曽義仲がまだ庭園にいた。
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