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「あの子、また来てくれるかしら」
「どうだかな、ただ我らが何百年と探していた霊写機、いったいどうやって手にしたんだろうか、そして霊写機とあと二つの神器が集まると霊界の謎が解き明かされるという、霊界伝説」
義仲は霊庭に咲く木々の葉を見つめる。
「この霊界はいったい何なのか、いつ誕生したのか、それらの謎の答えを知りたい」
上を向いて、霊気が漂う空を見上げる政子。
「もしかしたら、あの人間が扉を開いてくれるのかも知れんな」
木曽義仲も顔を上げ空を見た。
霊界の空は霊霧で曇り空であった。
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