2話 アイドル盗撮殺人事件

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「俺もよく知らないけどさ、霊界に行っちゃった、左手の霊写機が可能にするんだとか」 太一に左手を見せるが、何の変わらない手だった。 「じゃあこういう事ですかね、その左手の霊写機は霊武者に反応して現れる、そしてボタンで霊界と移動できる、つまり霊武者が現れた時だけ霊界に行ける」 太一は自分の頭の中で、経吾からの情報を整理して分析した。 太一はそういった情報解析が得意で成績も学年一番である。 自分の得意な能力を活かして、経吾に協力することを望んだ。 「そうなるのかぁ、なんか太一って役に立つな、これからもよろしくだぜ」 太一の肩に手をポンっと置いた。 お互いに和やかな関係になっていた。 しかし太一にはなぜ霊界と行ききが可能なのか、どういう構造になってるのか、理解できないでいた。 その霊写機は見た感じは、普通の家電製品。 中身は恐ろしくハイテク化された機械なのか、もっと知りたいと思い始めていた。 それからぶらぶらと歩き駅の近くにまで来る。 周辺は学生や主婦で、にぎやかだ。 平和を象徴した町並み。 ドーナツを食べながら歩く女子高生達。 自転車で小さな子供とキャベツわ、買う主婦。
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