2話 アイドル盗撮殺人事件

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なんだこの高校生は、何しに来たんだという顔をした。 あっ気にとられていた。 「何のようですか」 フロアは机が並んでおり、パソコンが数台置かれている。 机の上は取材の資料が大量に積まれていた。 その机で仕事をしていた近くにいた女性がたずねる。 「ああ、あんたのところの書いた記事に文句を言いにきた」 経吾はその女性に突っかかった。 「記事にかい、どの記事かな、たくさんあるからなぁ」 少し困った様子をみせる。 「とぼけたってダメよ、アイドル背後霊の記事に決まってるわ」 今度は静が腕を組んで言いよった。
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