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なんだこの高校生は、何しに来たんだという顔をした。
あっ気にとられていた。
「何のようですか」
フロアは机が並んでおり、パソコンが数台置かれている。
机の上は取材の資料が大量に積まれていた。
その机で仕事をしていた近くにいた女性がたずねる。
「ああ、あんたのところの書いた記事に文句を言いにきた」
経吾はその女性に突っかかった。
「記事にかい、どの記事かな、たくさんあるからなぁ」
少し困った様子をみせる。
「とぼけたってダメよ、アイドル背後霊の記事に決まってるわ」
今度は静が腕を組んで言いよった。
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