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社長室はまさに社長室といった感じの豪華に彩られたインテリア。
壺、絵画、ゴルフバッグ、ソファに至るまで、高級さに包まれていた。
テーブルがあり周りに置かれたソファ。
藤ノ木社長はその一つに足を組んで座っていた。
「話しは今下の部下から聞いた、あのアイドル背後霊の記事で、たっぷりもうけさせてもらった、お礼を言いたいくらいだよ、ガハハ」
藤ノ木は大声で笑いだした。
「冗談もほどほどにしろ、てめえ」
経吾が右手を突き上げ、拳を握りしめる。
「そうよ、白田さんを売り物にしてそかまで金儲けしたいのか」
次に静が訴えでた。
「バカはお前らのほうだ、いいかあの白田泉はアイドルで芸能人なんだ、芸能人にプライベートなんかないんだよ、逆にそれを利用してこそ生き残っていけるんだ、まだ世の中の事が何もわからんお前らは黙ってろ」
藤ノ木はにらみつけて、部下に説教をするように怒鳴った。
その怒鳴り声の迫力に、経吾達は圧倒されてしまった。
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