2話 アイドル盗撮殺人事件

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太一は帰りぎわに考えていた。 本当にあのビルに霊武者がいたのか。 もしいたなら、藤ノ木社長か。 または部下の社員か。 そしてもっと気になる事がある。 経吾と学校帰りに駅に行った時。 あの時も霊武者を感じた。 その霊と同じ霊なのか。 別にまだいるのか。 太一は深く考えたが、それ以上はわからないで、自宅についた。 翌日になり経吾は登校中に学生証が無いと気がついた。 どっかに落としたかなと、下を向いて探しながら歩いた。 しかし教室に着いてもまだ学生証は見あたらないでいた。
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