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太一は帰りぎわに考えていた。
本当にあのビルに霊武者がいたのか。
もしいたなら、藤ノ木社長か。
または部下の社員か。
そしてもっと気になる事がある。
経吾と学校帰りに駅に行った時。
あの時も霊武者を感じた。
その霊と同じ霊なのか。
別にまだいるのか。
太一は深く考えたが、それ以上はわからないで、自宅についた。
翌日になり経吾は登校中に学生証が無いと気がついた。
どっかに落としたかなと、下を向いて探しながら歩いた。
しかし教室に着いてもまだ学生証は見あたらないでいた。
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