2話 アイドル盗撮殺人事件

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それは何を意味するか。 太一はまゆを寄せる。 「経吾君に静さん、もしかすると笑ってられないですよ」 「何でだ太一」 「社員の人達がこう言うかもしれない、そういえば20時くらいに三人の高校生が殴り込みにきた、そして社長室へ向かったと」 「おいおい太一、私たちは追い出されて帰ったから関係ないわ」 「それに名前も言ってないから、俺らが誰かもあっちはわからないだろ」 「まぁそうですね」 経吾は瞬間的に白田泉を心配した。 まさか彼女がやったんじゃ。 いくら気持ちを踏みにじられたからといっても。 でも思いつめて、行動にでたってことはないか。 白田泉に会って確かめたくなった。 「俺さ、白田さんに会いに行ってくるぜ」 そう言いきると同時に教室を出ていった。
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