2話 アイドル盗撮殺人事件

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思いつめると即行動に出てしまうのが経吾の性格であった。 静と太一はそんな経吾を見守っていた。 廊下を走り白田泉を見渡した。 どこにいるんだ。 マジで、いてくれ。 廊下は生徒達であふれている。 教室をのぞきながら、また隣の教室と渡る。 そこで経吾の視点は一人の生徒にとまる。 白田泉だった。 席に着いてじっとおとなしくしていた。 やっと見つけたと、すぐさま近寄った。 「あのさぁ白田さん、まさかキミじゃないよな」 「あら、東十条君か、まさかって」 「その、藤ノ木社長を殺したのは」 「やめてよ、私は殺しなんかしてないわ、確かに私の過去を利用されて悔しかったけどね」
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