2話 アイドル盗撮殺人事件

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白田泉はおかしくなり、笑みを浮かべた。 「へへ、そうだよな、俺は変な心配しちゃったな、すまん」 「いいのよ、朝のニュース見てビックリしたわ、でも心配してくれてありがとう」 「いや元気でいてくれて、良かったよ」 そう言って経吾は白田泉と別れ、自分の教室に戻ることにした。 ただの勘違いだった。 慌てて駆けつけたことに、自分でも笑ってしまう。 ただ白田泉の笑顔が見れた。 それが経吾には何よりも、嬉しかったのだ。 それからいつもと変わらず、授業が始まった。 当然のように寝る態勢に。 頭を教科書で見つからないように隠す。 もう事件のことは、頭のすみに追いやる。 もしかしたら白田泉と知り合いメールしたりできる仲になったらと、あらぬ想像をしていた。
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