第一章 始まり・・・

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俺はそのパソコンを触ったり、臭いを嗅いだりそんな馬鹿らしい事をしていたら、 「流斗。お風呂に入りなさい」 と舞い上がっている俺にお袋が声をかけた。 「わかった」 俺は渋々返事をし下に降りて右側にある風呂場に行くと俺は唖然とした。 だって俺の目の前に真っ裸でスタイル抜群の美少女がが俺を見て立っていた。 ―なにこれ、まさかこの展開ってギャルゲーと同じじゃねーかよ。 その瞬間、その女の子がやっと今の状況を理解したのか顔を 真っ赤にして 「キャーーーーーー、この変態!」 と言った次の瞬間、俺の顔面を強い衝撃が襲った。 「ぐはっ」 その女の子が持っていたシャンプーの入れ物で俺の顔面を殴った。 そして俺がひるんでるうちにその女の子は、二階へ上がっていった。 「イテテテテ。何だったんだ、いったい?」 俺は風呂場から離れ、顔を抑えたままリビングに入った。 そして俺は、テーブルを見た。 そこには寿司だの、ローストチキンだの・・・・ 普通、誕生日とかに食べるご馳走だらけでびっくりした。 「えへへ、作り過ぎちゃった」 キッチンから、子供みたいに無邪気に笑うお袋が出てきた。 「何でこんなにご馳走ばっかあんの?」 なんかのおいわい?と俺はお袋に言った。 「ふふ。ヒ・ミ・ツ」 お袋は微笑みながら言った。 お袋とそんな話をしていると・・・ 「ただいま。ん?おい誰か来てるのか?」 俺の親父、神崎寛信がリビングに入ってきた。 正直、俺は親父はちょっと苦手で声が掛けずらいいし、あんまり話さないんだよね。 だってよ、顔がめっちゃ厳ついし。 まるで、ヤクザの総長みたいなんだぜ?
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