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おまけに頑固で、自分の子供に厳しくて、怒ると地獄見るほどおっかねー。
けど、お年寄りとか近所の人には優しくて、正義感が強い。
そこは俺が小さいときから親父を尊敬する理由なんだ。
親父いわく
-人に優しくすることは誰でもできる。
だけどなそれは、やさしさじゃない。
本気で怒り、自分より相手を思いやる。
これが、本当の優しさだ。
お前もそう言う人間になれ。
俺が東京行く前夜に、親父が俺に言った言葉
その言葉を胸に俺は東京でも頑張ることができた。
まぁ、親父のことは今だに苦手だけどな。
俺が心の中で観賞に浸っていると珍しいことに、親父が話しかけてきた。
「流斗、よく帰ってきたな」
「あーうん、ただいま親父」
「あぁ、お帰り」
親父は俺を快く出迎えてくれた。
親父の言葉は暖かく、なんだか心に響いた。
親父の言葉に感動していると
「あーお腹空いた。あっ、お父さんお帰り」
声が聞こえた瞬間、俺は背筋が凍り付いた。
そして声のするほうに振り向くとそいつはいた。
「えっ、あー!なんでここにいるのよ変態!」
さっきの女の子が俺を見ながら怒鳴った。
「それはこっちのせりふだっつうの!あと、変態呼ばわりすんな!」
俺は、目の前のクソ尼に向かって言った。
「はぁ?あたしの裸見といて何言ってっんの変態!」
「見たくて見たわけじゃねーよ。つうか何で見知らぬ女が家にいんだよお袋!」
俺はお袋に聞いてみると。
「何言ってんの流斗?誰ってあんたの妹でしょう?」
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