The another story Mio

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「MIO138号」 いきなり私の名前を呼んで部屋に入ってきたのは、本を読ませるために連れて来た男の人じゃなかった。 今度は……何の用なんだろうか……。 「……何?」 「休んでいる所で申し訳ないが次の実験だ、来てもらう」 実験……? 何かされるのだろうか、そんな不安が私に過ったけど 逆らったら何されるかわからない……。 おとなしくついて行こう……。 「なにこれ?」 本が置いてあった部屋とは全く違う部屋に連れて行かれた私はなんか変な機械を頭や腕に付けられてる。 重くていやだな……。 「魔力を図るための機械だ」 「……何のために図るの?」 「……お前は知らなくていい」 「ケチ」 その後私は魔力の放出の仕方などを教えられて言われた通り魔力を放出することにした。 というか、研究者名乗ってる割に説明が下手過ぎ。 理解するのにかなり時間かかった。 「どうした?MIO138号、早く魔力を放出するんだ」 「せかさないでよ」 五月蠅い人だなぁ……。 絶対自分の子供に嫌われるタイプだあれ まぁ、こんな胡散臭い所で変な研究してるぐらいだから子供なんていないだろうけど……。 余計な事考えてるとそろそろ怒りそうだから そろそろ言われた通りに魔力を流そう……。
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