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……面接の時、私を見るなり、驚いたように立ち上がり身体を硬直させたリンさん。
いつも私に加勢してくれたリンさん。
こんな私を大事な娘さんのように想ってくれていたなんて。
胸が熱くなることを感じていると、リンは涙を拭い笑顔を見せた。
「そんな可愛ちゃんが、樹利と結婚して本当の妹になってくれると思うと嬉しくて泣けちゃうわ」
そう言ったリンに、可愛は肩をすくめた。
「まだ、結婚は出来ないんですけどね」
「あ、お父さんから『待った』がかかっているのよね。
そんなの気にしない気にしない、私の中では可愛ちゃんはもう妹よ!」
強い口調で拳を握り締めたリンに、
「ありがとうございます。心強いです」
と可愛はクスクス笑い、二人で顔を見合わせて微笑み合った。
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