始まりには常に終わりが憑いている

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『……え?言いのかい?』 まあな。それを加えても有り余る能力だしな。 『じゃあ、やるよ?』 ああ。と言うと身体が何十倍にも重くなった気がする。うわぁ結構きついなこれ。 『そりゃあね。身体能力は小学一年生の標準といった所じゃないかな。それを高校生の体重を支えているんだから。一重に一番最初に取り込んだ能力の恩恵だろうね。あ、あと能力の方は既に付加済みだから。』 なるほど。と、それより行かなくて良いのか?結構話込んでるし… と垂れ下がった首を無理矢理上に向けると、そこには人型の影が謎のハンマーを持って振り被っていた。 「ちょっ、それでなにすr……」 『いってらっしゃーい!』 ゴシャ! 意識はまた暗くなっていった…
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