始まりには常に終わりが憑いている

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「ここは?」 確か俺はあの時、警官に殺された筈だが……とすると此処は天国か何かか? 『半分正解で半分外れかな?天田黄泉君』 声がしたので振り返ると、そこには良く分からない"者"が居た。………人間か?それは確かに人型の形で実際に日本語を喋っていた。だが可笑しいのだ。何が可笑しいかと言うと、顔が無いのだ。 いや実際に無い訳ではない、認知出来ないのだ。それは在る様で無くて無い様で在るのかの様に。 『面白い言葉遊びをするんだね?黄泉君』 "それ"は俺の事を面白いと言った。何が面白かった? 『いや、在る様で無くて無い様で在ると言うのが幾分面白かったよ。じゃあ、そのお礼として君に第二の生を与えよう。』 「第二の生って言うと、所謂転生って所か?だとするとお前は神か何かか?」 『うーん、その答だと50点しか上げられないなぁ……』 そんな事言われてもな……じゃあ何か?神じゃ無かったら悪魔か? 『おっ!大正解!』 まじか、てことはここは地獄か? 『そうだよ、だから半分正解で半分外れ。』 どうでもいいがな 「そんな事より、転生って言うとチート能力付加とかテンプレだろ?くれよ、欲しいぞチート」 『中々な性格してるね、黄泉君は』 そりゃあ、人間だからな。欲は出るさ。 『まあ良いや、この際だし物凄いチートでも付加しちゃおうか。どんな感じが良いの?王の財宝?大嘘憑き?』 「その前に、二次創作とかのテンプレだと、こういうのはアニメとか二次元の世界に行くんだろ?どこだ?」 『東方Projectの様な世界だよ』
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