*泡沫花火*

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作詞.Yuu-ki 作曲.未定 キミの手をとって 走りだした 夜空に咲く 花のふもとへ... 夏の陽射しが照りつける日 僕らは出会った あの日のキミは 満開に咲いたヒマワリのとなりで 凄く嬉しそうな顔をしていた その横顔に惹かれ 恋をしたんだ 蝉時雨を騒がしいと思わないほど 君を見つめてた あの夏の日 君の手をとって 走りだした ちょうど夕陽が沈む頃 君に見せたい景色があるんだ 夜空に咲くキレイな花 君は見上げ 僕に言ったね 『消えていくときも綺麗だね』って 僕はずっと忘れはしない 夏の陽射しが勢いを増して 僕らを照らしてた あの日のキミは むぎわら帽子に虫取りあみ まるで何処かの少年のようだったね その無邪気さに惹かれ 恋をしたんだ 蝉時雨を騒がしいと思わないほど 君を見つめていた あの夏の日 君の手をとって 走りだした ちょうど夕陽が沈む頃 君に見せたい景色があるんだ 夜空に咲くキレイな花 君は見上げ 僕に言ったね 『消えていくときも綺麗だね』って 僕はずっと忘れはしない 儚き花の散り際に 君が流した 涙の理由(わけ)を 僕だけに教えてほしいよ 伸ばした この手の向こう側で いまも涙する君を抱き寄せた 静まりかえった夏の夜 頼りない蛍火を追って 君のもとへたどり着いた まだ泣いているの? 君の手をとって 走りだした ちょうど星がまたたく頃 君に見せたい夜空があるんだ 暗やみを照らす泡沫花火 君は見上げ 僕に言ったね 『儚いけれど綺麗だね』って 僕はずっと忘れない
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