0人が本棚に入れています
本棚に追加
テーブルの向かい側から冷たい声が飛んできた
そこには雫が座ってトーストをかじっている
「ごめんなさいね!」
歩おばさんはニコニコしながら座る
「雫!おはよう!!!」
「・・・・・・・・・・・・」
無視かよっ
うわっ、寂しいわー
一応昔の勝負(じゃんけん)で雫は弟になったのだが・・・
「雫ー、お・は・よ・う!!」
雫のそばに行くと、大声で叫んでやった
「・・・・・・・・おはよ」
めんどくさいのかそれだけ呟くと
またトーストを食べはじめた
自分も激しく空腹なので席に座る
「歩おばさん!!朝ごはんちょーだいっ!」
「ちょうどよかったわ!今日までの食パンが20枚くらいあってね・・・」
なんだろう・・・
この心を埋める不安はなんだろう・・・
「全部召し上がれっ!!」
不安は現実になりやすいってよく言うよね、うん
目の前に高く積まれたトーストの山が出された
「ちょっ!あゆ「もしかして、私がお願いしてるのに聞けないのかい・・・?」
涙目で、指を鳴らしながら言葉を遮られた
それは脅しだよね
逆らったらさっきの死亡フラグ成立しちゃうよね
「い、いただきまーすっ!!」
そう叫んで食べはじめると
歩おばさんはまた笑顔になる
最初のコメントを投稿しよう!