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我門がそんな事を考えている間に、麗実は、また食べる事に没頭し始めていた。
「で、僕が姫のパートナー、暴食のベルゼブブ!!あ、姫っていうのは麗実の事♪皆宜しくネっ!!」
麗実より明るい茶色の短髪。
顔は少し童顔で、元気が良さそうで人懐っこそうな感じだ。
翼も髪と同じ茶色。
ベルゼブブはにこっと笑うと、「次、ベルフェ達。どーぞ」といった。
ベルフェと呼ばれた、悪魔のパートナーであろう少年が、「ん~」と頷いた。
「俺の名前は、怠惰の悪魔、ベルフェのパートナーの志熊憂(シグマユウ)。モットーは”だらけこそが、地球を救う”だ。まぁ、適当に仲良くやろうや」
ゲーム機を片手に、欠伸をしながら手をひらひら振り、席もたたぬままそう言った。
容姿も、パーカーをだらっと着ていてフードを被り、全面的にやる気がないのをアピールしている。
そして憂は、「はい次ー。ベルフェー」と、後ろにいた悪魔の方を見た。
後ろにいた悪魔は「ん??ああ」というと、面倒くさそうに言った。
「俺はベルフェゴール。怠惰の悪魔。でー憂のパートナー。ま、仲良くしようぜぇ」
きれいな水色の髪をもったその悪魔は、そういうと眠そうに欠伸をした。
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