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――PM0:30、聖竜学園 2年c組 朱雀我門――
｢ねぇねぇ見てよ。あの子じゃない？この学校に首席で入学してきて、1年のテスト全部1位だった子って｣
｢そうそう!あの子あの子!!中々かっこいいでしょ?｣
｢うん!もっとガリ勉っぽいかと思ったけど意外とイケメン!！私あの子狙おっかな～｣
｢……それは止めといた方がいいかも、、｣
｢なんで?｣
｢うーん。何か近より難いっていうか…住む世界が違うっていうか…｣
｢?？……ふーん。そうなんだ、、｣
――嗚呼、五月蝿い。
何で僕が君達のような下位な人間の、雑談の議題にされなくてはいけないんだ。
全く迷惑極まりない。
――心の中でそう呟きながら、朱雀我門(ｽｻﾞｸｶﾞﾓﾝ)は溜め息をついた。
此処は聖竜(ｾｲﾘｭｳ)学園の2年C組、通称2C。
聖竜学園は偏差値が高めの私立エリート高校。
まぁ所謂セレブ学校で、お金持ちの私立……というイメージで、問題ないだろう。
特に特別な点も無い、ごく普通のありきたりな学校である。
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