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『…っ嫌です!』
あたしは、必死にナンパ男を追い払おうとしていた。
ナンパ男は若いチャラ男で、多分あたしと同じ高校生くらいだろう。
『いいじゃ~んちょっとくらい』
ニヤニヤしたままあたしの腕を掴んでくる。
あたしはチャラ男をキッと睨み、掴まれている腕を振り払った。
『離してっ!』
周りの人達は見てみぬフリをして通り過ぎていく。
『…っこの…!』
あたしが腕を振り払うと、チャラ男があたしに向かってきて、あたしは身構えた。
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