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『雫ーっ元気!?』
久しぶりに学校に行って、一番に話しかけてきたのは優輝だった。
『元気だよ~♪』
『寂しかったよ雫~』
そう言いながらあたしに抱きつく優輝。
『あ、そいえば、』
『ん?』
優輝があたしから離れてから言った。
『なんだっけ…三組に加藤健也っているじゃん?』
加藤健也??
…誰…。
全然、顔が浮かばない。
『加藤健也が、雫学校休んでるときに教室来てさ~。雫のメアド知りたいって言ってたんだけど』
また…?
なんで、すぐメアドを聞くんだろ。
直接話せばいいじゃん。
…なんて考えてみる。
『今回も、断っとく?』
『…加藤健也って、どんな人?』
いつもなら断ってるけど、今回はなんとなく断らなかった。
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