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『その人って、どんな人?』
と、私は聞いてみた。
「どんな人って言われてもなぁ。」
やっぱり、印象までは、分からないよね。
「あ、でも、優しいし頭がいいって聞いたことあるよ?」
『そーなんだー。』
と、聞き返し、その後に
優衣が、【先輩のこと気になるの?】などと聞いてきた。
でも、私は気になるもなにも、先輩のこと全く知らないし、恋愛は、よく分からないから気になってはないとその時は思っていた。
長~い授業も終わり、やっと放課後。
優衣は部活に入ってるから私は、優衣が終わるまで
いつも、図書室で優衣を待っている。
ガラッ
(今日は誰もいない!)
誰もいない図書室は
静かで、とても安らぐ。
少ししたら、扉の開く音がした。
そこを見たら、昨日見た
上條先輩が扉の前に立っていた―
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