3.首なしの少女の浄霊

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「はい・・   先生・・ ワタシ・・」 目を開ける。 千佳ちゃんの体を使って・・ 憧れの先生が目の前にいる。 長い間、待ち焦がれた先生・・ その姿を確認し、 はっとなる千佳ちゃんの体・・ 「 何?   この『オッサン』!」 「お・・! お・・?」 その反応に唖然とする校長先生・・声も出せない・・ 「ああ・・ワタシは、不幸な女・・ 憧れの先生も、もはや中年・・」 そりゃあ・・20年も経てばね~・・ 「もう、この世に思い残すことはありません・・ 私は昇天します!」 女心と何とかですか・・性格も変わりやすいのでしょうか・・ 千佳ちゃんの体から、力がフっと抜けた・・ その場に倒れこむ千佳ちゃん。その体を抱きかかえる雨宮先生。
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