1.夜中に・・・

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トイレにたどり着いたが、便器は2つだけだった・・ 誰かが一人、廊下に残らなければならないし、個々に入らなければならない・・ 初めは先生が、外に、彼女と千佳ちゃんが用を足す・・ 一人残される先生・・ 薄暗い廊下が続くのを見渡すと、そこから何かが出てきそうな感じがした・・ 窓を見ると、自分の顔が映っている・・ 窓の外は、林が広がっている・・吸い込まれそうな闇だった・・ 背筋に寒気が走る先生・・ 「お先に、失礼しました・・」 千佳ちゃんが手を洗って出てきた。 先生は、千佳ちゃんが一人になるのが可愛そうなので、彼女が出てくるのを待った。 二人で待つ・・ 8月の夏真っ盛りのはずなのに、なぜか寒気がする。 「お先に・・先生・・」 彼女が出てきた。その姿を待って、先生が入る・・ 千佳ちゃんと彼女・・ 不気味な窓の外を見る。 天空は星空が広がっているのに、その下は真っ暗な闇だ・・ 「きれいな星空なのにね~」 「やっぱり、怖いカナ・・」 先生が出てきた。 「早く部屋に帰って寝ましょ!」 「はい・・」 今来た廊下を引き返す・・寄り添いながら歩く3人・・
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