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トイレにたどり着いたが、便器は2つだけだった・・
誰かが一人、廊下に残らなければならないし、個々に入らなければならない・・
初めは先生が、外に、彼女と千佳ちゃんが用を足す・・
一人残される先生・・
薄暗い廊下が続くのを見渡すと、そこから何かが出てきそうな感じがした・・
窓を見ると、自分の顔が映っている・・
窓の外は、林が広がっている・・吸い込まれそうな闇だった・・
背筋に寒気が走る先生・・
「お先に、失礼しました・・」
千佳ちゃんが手を洗って出てきた。
先生は、千佳ちゃんが一人になるのが可愛そうなので、彼女が出てくるのを待った。
二人で待つ・・
8月の夏真っ盛りのはずなのに、なぜか寒気がする。
「お先に・・先生・・」
彼女が出てきた。その姿を待って、先生が入る・・
千佳ちゃんと彼女・・
不気味な窓の外を見る。
天空は星空が広がっているのに、その下は真っ暗な闇だ・・
「きれいな星空なのにね~」
「やっぱり、怖いカナ・・」
先生が出てきた。
「早く部屋に帰って寝ましょ!」
「はい・・」
今来た廊下を引き返す・・寄り添いながら歩く3人・・
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