鎖と碇

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「じゃあこのコインって、ここのじゃなくて?」「あ~あ、それはって・・!!」「これチャイナでしょ、やっぱりチャイナだ」そばにあったコインと一緒に見比べる「じゃあ、やはりこのあたりで殺されたんだな」「じゃあ、まずまとめると、夜中、川崎めるはここへ来て、コインを拾うか何かをして、その瞬間刺された。そしてそのコインを握ったまま、死亡した。ということよね」「ブラボー確かに」「じゃあ血痕は?」「血痕は・・・刺されたあたりの所に付いていた物ではなくて?ほら腹部を刺されているからベルトとかさ」「ベルトですか」「ビニール製のテカテカ光るようなベルトで、あまりにもショックが大きく、ベルトをしまうこともできなく、走って逃げたとか・・・」すると、ベルトから血がちょっとづつ路地の石に付いていく。走るとよけいに飛び散っていく。「じゃあ、ベルトをもっている人が犯人だな」「すぐに調べろ」調べはすぐについた。やはり緑川兄弟が犯人だったのだ。
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