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私が全力で走っているとすぐに姫様の元に着いた。
姫様は三匹のバインドウルフという魔獣に囲まれていた、私は一匹を後ろから切り倒し姫様を守るように残りの魔獣との間に立ち塞がった。
「セリス!」
「姫様!何故ここに!?」
「ご、ごめんなさい・・・」
「言い訳は後で聴きます!」
後ろから「すみません・・・」という声が聞こえたが、今は目の前の敵に集中しなければ、一人ならこのくらい造作もないが、姫様を守りながら戦わなくてはいけない。
くっ!どうすれば・・・。
「はぁはぁ、セ、セリスちょっと速すぎ!」
その時、遅れてカイトが来た。
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