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城の門へと姫様の手を掴みながら歩いている、もう諦めたのか黙ってトボトボと歩いている。
だが城に入るまでは気が抜けない、前に私が油断した時にまんまと逃げられたことがあったのだ。
門に近づいていくと二人の兵士が立っているのが見える、二人は私たちの姿を見ると驚いた顔をしていた。
「お前たち、門を開けてもらえるか?」
「分かりました!ところでそちらの方が勇者様ですか?」
兵士はカイトをじっくりと見ながら尋ねてきた。
「ああ、そうだ」
「それと隣りにいらっしゃるのはアイシャ様ですよね?何故一緒に?」
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