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「あら東雲さんごきげんよう。なにかご用ですか?」
「西森さん随分なご挨拶ね。用もなにも自分のクラスから出てきただけよ」
睨み合う由夏と亞沙。
「なんであの2人合う度に喧嘩になるんだろう?」
「んー。和樹先輩、もしそれを本気で言ってるなら一度馬に蹴られてくださいっ」
ニコッと沙羅は笑っているが何故か殺気を感じる。
「笹並それどういうこと?」
「見てたらわかりますよっ」
沙羅の言葉に疑問を感じながら、亞沙と由夏を見守る。
「西森さんはなにしに来たの?ここは3年生の教室よ」
「わたくしこれから“藤岡さん”とお仕事なのでお迎えに来たんです」
藤岡さん、その単語に亞沙の瞼がピクッと動く。
「そうなんだ。よかったね祐梧君、いい後輩持って」
「え、なんで俺にふるの!?」
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