43人が本棚に入れています
本棚に追加
由夏は沙羅とは対照的で、腰まである黒髪を真っ直ぐに伸ばしており大人っぽい雰囲気を醸し出している。
2人はプラチナというユニットを組んでいて、JOKERの事務所の後輩である。
「ああ、そうか。俺たちが3年にあがったんだから2人も2年生になってるよな」
「そーですよ先輩っ。これで和樹先輩に会いに来ても怒られる理由がなくなりましたねっ」
嬉しそうにニコニコしている沙羅に和樹は小さくため息をつく。
「和樹はモテるねぇ。羨ましいかぎりだよ」
そんな和樹を見て薫は愉しそうに笑う。
「羨ましいなら薫が代わってくれる?」
「え、それはやだ」
「薫先輩ひどーいっ」
即答で拒否る薫にむくれる沙羅。
「ふふ、相変わらず賑やかね」
最初のコメントを投稿しよう!